横浜でアレルギー性鼻炎の日帰り手術なら|上永谷耳鼻咽喉科クリニック

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アレルギー性鼻炎(花粉症)の手術

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アレルギー性鼻炎(花粉症)の手術

当院の肥厚性鼻炎、アレルギー性鼻炎(花粉症)の手術治療について

当院では長年、鼻科手術(鼻の手術)を専門的に行ってきた院長による、肥厚性鼻炎やアレルギー性鼻炎に対しての手術治療を行っています。
手術治療は主に鼻づまりの症状に有効ですが、鼻汁の軽減も見込まれます。
ご興味がおありの方は、診察時にご相談ください。

術式:内視鏡下鼻腔手術 (下鼻甲介手術)

当院では最新の高周波ラジオ波装置、また鼻内内視鏡を用いた下鼻甲介手術を行っております。

下鼻甲介とは鼻の中の大きな容積をしめる、突起状の構造です。鼻の中は、加温、加湿、異物の除去などを目的に複雑な構造をしており、上鼻甲介、中鼻甲介、下鼻甲介と3つの突起状の構造物があります。この中で、手術の対象となるのは、一番下にあり、鼻の入り口のすぐ後方にある下鼻甲介です。下鼻甲介は突起の中で一番大きく、鼻の症状に深く関わっています。肥厚性鼻炎やアレルギー性鼻炎、花粉症では、この下鼻甲介が炎症を起こしてしまい、鼻づまりや鼻汁といった症状をきたします。

この粘膜での反応を少なくして症状の軽減をはかろうというのが、手術治療の狙いです。約20年前から炭酸ガスレーザーなどを用いて粘膜を浅く焼く方法が始められました。焼かれた粘膜は3~4週間で抗原が侵入しにくく、腫れにくい粘膜に生え替わります。また、粘膜下のアレルギーに関係する細胞も減少するためアレルギーの症状が軽くなると考えられています。ハウスダストに対する有効性(症状が手術前の半分以下になる率)は約80%に認められており、スギなどの花粉症に対してもステロイド点鼻などの薬物療法以上の効果が認められています。

しかし、レーザー治療では粘膜の上層部のみを処置するため、1シーズンに複数回、治療が必要であったり、早ければ数カ月程度で症状が再燃してしまったりする可能性があります。そこで当院ではレーザーを用いた粘膜焼灼術ではなく、最新の高周波メスを用いた下鼻甲介手術を行っています。
高周波メスを用いた下鼻甲介手術では、粘膜の深層を高周波メスで処理するために、表面だけを焼くレーザー治療に比べて、より十分な効果を期待できます。特に、粘膜のボリュームが大きくダウンするために、鼻閉症状の改善により効果的です。

手術に伴う合併症や後遺症は少なく、安全な治療と言えます。

手術の流れ

1

診察

診察

まずは鼻内の内視鏡検査、CT検査を行います。
検査の結果から手術の適応を判断し、手術のための血液検査を行います。
血液検査の結果が出そろうのに1~2週間程度かかる場合がありますので、それを考慮し手術の日程を決定いたします。

鼻閉、鼻汁症状にお悩みの方は、診察時に医師にお声かけください。

2

麻酔

麻酔

局所麻酔で手術は行います。麻酔の方法ですが、まずは鼻の中に麻酔のスプレーを噴霧します。次に鼻内に麻酔の薬をしみこませたガーゼを入れ、15分程度しみこませます。この時点で十分に鼻内は麻酔されますが、さらに鼻内に麻酔薬を注射します。注射をする時点でほぼ麻酔は効いていますので、注射はほぼ無痛です。

3

手術

手術

手術用の硬性鏡(カメラ)で鼻内を観察しながら、高周波メスで粘膜を処理していきます。
通常、痛みはありませんが、熱さを感じることがあります。万が一、痛みがある場合は、痛みが取れるまでしっかりと追加の麻酔を行います。
最後に手術の傷口の止血を行い、終了です。
手術の時間は片側10分程度、両側で20分程度です。

4

術後

出血がないか、20分程度、院内で待機していただき、ご帰宅となります。麻酔は1~2時間程度で切れてきます。それまでの間は鼻、のどの違和感が残ります。
術後は、痛み止めの薬を飲んでいただくことで、ほぼ無痛の方が多いです。軽い痛みがある方も、数日程度で痛みはよくなる場合がほとんどです。
手術から数日~1週間程度でご再診いただき、その後、鼻内の状態に応じて再診していただきます。

手術から1、2週間程度は、鼻内が炎症を起こしてしまうため、鼻汁、鼻閉が一時的に増悪します。しかし、時間の経過とともに鼻閉、鼻汁ともに改善していきます。完全に症状が改善するまでの期間は個人差がありますが1、2カ月程度でよくなる場合が多いです。